2019年10月04日

【絵本】いもとようこ「花のかみかざり」(岩崎書店)【感想・レビュー】小学一、二年生にオススメ


おはようございます😃
今日紹介したい本は、「花のかみかざり」(岩崎書店)



絵本作家として有名な、いもとようこ氏の作品ですね。包み込むような柔らかさを持つ絵の雰囲気を覚えている人は多いのではないでしょうか。

懐かしさを感じて手に取った一冊ですが、初見の時は本の内容に驚きました。とても素敵な内容ですが、どこかシリアスというか、考えさせられる内容で、子供向けとしてはレベルが高い一冊です。

しかしながら、深い意味は伝わらなくとも、子供に読んであげたくなる内容でもあります。あらすじを紹介しますね。


「花のかみかざり」(岩崎書店)
いもとようこ・著

病院で看護師をしているうさぎ。彼女には誰にも言えない、忘れられない出来事があった。

お世話をしているたぬきのおばあさんの車椅子を押して、お散歩をしていた時だ。

「あなたはやさしい、いいひとね」という、何気ない一言を耳にして、うさぎの看護師は泣き始めてしまう。

何も分からず戸惑う、たぬきのおばあさん。うさぎの看護師の悲しみが深いことを知り、そっと抱き寄せてあげた。

うさぎの看護師が涙ながらに語ったのは、過去の過ちだった。

うさぎの看護師は、以前病院の患者だったオオカミを怖がっていた。ある日、オオカミから「抱きしめて欲しい」とお願いされたとき、うさぎの看護師は恐れるあまり逃げ出してしまったのだ。

その後オオカミは亡くなってしまい、うさぎの看護師の胸の中には激しい後悔が残った。あのとき抱きしめてあげていたら―――、と。

その告白を聞いたたぬきのおばあさんは、それでもうさぎの看護師を優しく慰め、花のかみかざりを頭につけてあげた。

それは”愛のしるし”。うさぎの看護師から介護を受けていたたぬきのおばあさんは、彼女からもらった”愛のしるし”を贈り返し、深く傷ついた心を癒やしてあげるのだった。


はい、あらすじはここまでです。

読んでいただいて分かる通り、とても考えさせられる絵本になっています。いもとようこ氏の描く優しいタッチの絵柄とのギャップに少々驚きを覚えるとともに、その内容の深さが田入れるとに伝わってきます。

うさぎの看護師が抱く心の傷は、現実の医療現場でも起こり得る話だと感じました。

病気の患者と、その介護を仕事とする看護師。しかし、人と人の間には、好きと嫌いが生じるものです。その人に対して思うあれこれを心の中に押し込んで、仕事に専念する人も居ると思います。


感情の揺れ動きによって起こってしまった、取り返しのつかない出来事。深く後悔することしかできない。そんな時でも、あなたに寄り添い、慰めてくれる理解者はいます。

誰もが誰かを助け、誰かに助けられている。そんな大切な想いをそっと心の奥の方に語りかけてくるような、温かさを持つ絵本でした。


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それでは、また✋








posted by 渡鳥カモメ at 06:09| 富山 ☁| Comment(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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